中央アジアにはバイカーやチャリダーと呼ばれる旅人が沢山います。バイカーはオートバイで、チャリダーはマウンテンバイクで移動しながら旅をする人たちのことです。ほとんどがフランス、オランダなどのヨーロッパからの人です。5,000km以上走って中央アジアに来てるんです。
圧巻ですよね。ゴリゴリのお兄ちゃんだけじゃなくて、20代の女の子でも普通にやってんの。。体力鬼でしょ。更に東に走って中国を横断するとか、インドまでいくとか聞いた時には完全にお口あんぐりです。行きはまだしも帰りめんどくさいよね絶対。
ツワモノは世界中に沢山いるなあと思います。
遠すぎ。ありえん。
ただね、僕、彼らの弱点見つけちゃったんですよ。
みんなめちゃめちゃ腹壊してるんですよ。
ヨーロッパから中央アジアに来るまで、衛生的に問題ありそうな国って少ないでしょ?しかも彼らって移動代がかかっていないから食事にはそれなりにお金をかけれるわけでしょ?きっと僕なんかよりもエクスペンシブでクリーンでゴー☆ジャスなクイジーンをエブリデイイートしていたんでしょうね。
そんな状態でアジアに入ったもんだから、腹やられちゃってるって感じだと思うんですよね。
一方の貧乏バックパッカー、しかも東南アジアからやってきたわたくしは、これまで清潔とは程遠い生活を送ってきたわけで、中央アジアが不衛生だと感じることってそんなにないんですよ。まあ腹は壊すけどもはや秒で治るみたいなレベル。バイカー&チャリダーはこれから数えきれないくらいお腹レボリューションを起こすんでしょうね。
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紙ペラ1枚の情報でデイトリップ。行き〜感謝〜
ようやく本題です。ドゥシャンベでのデイトリップを通して感じたことを書きますね。
武蔵さんと別れた後、何もすることがないドゥシャンベで暇を弄んだ真田は重い腰をあげ、30km程西にあるHisor(ヒソール?ギッソール?)という歴史的スポットに行きました。これは武蔵さんの通訳であるノジムが教えてくれた場所です。
翌日、まずはホステルの人にHisorまでの行き方を聞きました。
ホ「超簡単だ。8番バスで終点(郊外のターミナル)まで行って、そっからシェアタクシー2回乗ればつくぜ。シェアタクシーはそこら辺の人に聞いてテキトーに見つけてくれよ。」
とのこと。
ホ「わかんなくなったらこのメモを人に見せろ。」
そうやって現地の言葉が書かれた紙ペラをくれた。
親切だなあ。優しいなあ。ありがとうよ。俺には何て書いてあるのかさっぱりわからねえがな。
①とりあえずバスに乗り込む
多分間違っていないとは思うものの、こーゆう時は近くにいる乗客にメモとか地図を見せてちゃんとたどり着くかとにかく聞きまくります。言葉は全く通じないけど。
1人の青年が僕のメモを見て
青「大丈夫だ。俺もターミナルまで行く。一緒に行こう。そこからお前はシェアタクシーに乗れ」
的なことを言っている。
ターミナルにつきました。次はシェアタクシーに乗る手順。するとさっきの青年が真田に代わりシェアタクシーを探し始めて、値段の確認までしてくれました。
あーなんなんだこのあんちゃんは。優しすぎやしないかい。
青「5ソモニ(57円)だって?OK?」
そういって確認を済ますと、何と彼が真田の分のお金を払ってくれたではないか。因みに彼はこのシェアタクシーには乗りません。僕は流石にいかんと思って懸命に彼にお金を渡そうとするも彼は全力拒否。
青「日本人がタジキスタンに来てくれるだけで嬉しいんだ。5ソモニだけだし俺に払わせてくれ。」
あー何て良い人なんだ。。数十分前にバスで会っただけだっていうのに。。
結局彼は僕からお金を受け取らずどこかへ行ってしまった。彼の優しさに心温まった。時空を越える勢いで感謝感激である。
②シェアタクシー×2
シェアタクシーでは若者3人と一緒になった。ちゃんとたどり着くか、また聞き込みをします。
若「大丈夫だ。俺がお前を助ける。」
今度は英語を喋る若者がいました。ありがとう兄ちゃんありがとう英語。
隣町のターミナルにつきました。ここから別のシェアタクシーに乗り換えて目的地にたどり着く予定です。英語兄ちゃんがさっきの青年同様シェアタクシーを探してくれました。
若「これに乗ればすぐつくぜ。」
そう言って彼もまたどこかに消えていった。
畜生。今日は朝からタジキスタンの人達に助けられてばかりだ。なんて良い人たちなんだあああああ。
目的地到着。観光開始。
観光終了。
紙ペラ1枚の情報でデイトリップ。帰り〜悲劇〜
シェアタクシー×2は問題なく終了してドゥシャンベ郊外のターミナルについた。あとはバスに乗ってホステルの近くに行くだけ。
だけど、待てども待てどもバスが来ません。気温は42度。耐えられなくなりました。
テキトーに違うの乗っても大丈夫でしょ。そんな風に考えちゃいました。
自分が行こうとしているのと同じ方向に向かって走ってるバスが来たので、街の中心に行くかどうか、車内にいる金回収係のおっさんに聞きました。日本のバスは運転席に金を払う機械がついてるけど、新興国では機械でなはく人手で金を回収するタイプのバスが多い。
爺「おう。乗れ。」
おっさんの反応的に若干不安はあったものの、これ以上日向でバスを待ってるとのたれ死ぬような気がしたのでバスに乗り込みました。しかし不安は的中し、どんどんバスは中心地から離れていきます。するとおっさんが話しかけてきます。
爺「お前街にいきたいのか?このバスはそっち行かねーよ。」
やっぱり。こいつテキトーに相槌打っときゃ俺が乗ると思ったんだな。なんとなく嫌な予感はしていたけど、今日は朝から素晴らしいタジク人に沢山出会っていて少し気が緩んでいた。。これは猛省である。
ただ、明らかに真田のミスではあったものの正直このおっさんがムカついた。だいぶ街から離れてから街には行かねーよとか言ってきたし、何なら最初っから真田が中心地に行きたいことをわかってた上で乗せてたんだよな。お仕置きしたい気分になりました。
もう街から10km以上離れちゃってるしどーしよーかなー。
あっちはタジク語、こっちは日本語&英語で、1ミリも生産性のない会話をしていると後ろから女の人の英語が聞こえてきました。
姐「中心地に行きたいの?もう少し進んだところで降りてバスを乗り換えれば中心地に行けるわ。私が案内するよ。」
おーーこのクソ狭いバスに神はいた!ありがとうやはりタジク人は優しい人が多いなあ!!
そのお姉ちゃんは俺に何かを路線図か何かを見せようとスマホをいじり始めた。が電波が悪いようでなかなかうまくいかない。最初は苦笑いをこっちに見せてくれていたが途中から俺のことを忘れてスマホとにらめっこ状態。まあ催促してもしょうがないしって思って待っていました。
すると10分後、そのお姉ちゃんは俺に何も言わずに下車してどこかへ消えていきました。
え?
手を振っても完全にシカトされた。
どゆこと?
この10分で一体何があったのか。とゆーか結局俺何も案内されていない。
おっさんが近づいてくる。
爺「あの女どうしちゃったんだろーね。困ったもんだね。」
的なことを言っている。アメリカンコメディのオチの時のポーズみたいのをしてきた。
お前は黙ってろポンカスじじい。
今回は勿論自分のせいなんだけども、あんたがいなかったらもしかしたらこんなことにはなっていなかったかもしれないわけで。彼はそこらへんわかっていたのでしょーか。次もし会う機会があるなら、全身毛穴スッキリパックの刑にかけてやろうと思います。
すると今度はキングオブ大阪のおばちゃんみたいな人が話しかけてきて
婆「次で降りろ!1番バスに乗れ!」
的なことを言ってきた。その時はもう誰を信じればいいか皆目わからなかったんですが、おばちゃんの勢いに圧倒されてしまい次のバス停で降り、来るか来ないかわからない1番バスを待ちました。
15分後、奇跡的に1番バスがやってきて無事帰ることができました。
とても疲れました。
行きは帰りの2倍時間がかかりました。ご察しの通り観光そのものの感想はほぼありません。
旅をしていてよく感じること
今日は良い人にもうざい人にもあった1日。9百万人の人口を抱えてりゃ良い人も悪い人もいるよねそりゃ。ただね、僕ら旅人にとっては出会った現地人ひとりひとりが「タジキスタン人は〇〇な人」の全てなわけで。もし真田がバスのおっさんにしか出会っていなかったら、真田のタジキスタン人に対する印象は最悪で、もう絶対来たいとは思わなくなっていたと思う。
逆に外国人に対しては、日本人ひとりひとりが日本代表なんですよね。もし外国人に対して良くない印象を与えてしまうと、その人はこれから「日本人はダメだね。猿ばっかだわ」って周りに言うことになります。
日本は素晴らしい国だし、日本人が世界に評価されるべきところは今以上に沢山あるんじゃないかと思っています。だからこそ、外国人にはもっと日本のことや日本人のことを知って欲しいし、良いイメージを持って欲しいと思っています。
もちろん外国人に媚びる必要はないと思う。でもこれからの日本の人口とか経済とかを考えると外国に頼らざるを得ない部分は必ずあって、だからひとりひとりが日本代表としてもっともっと日本をアピールできたら良いですね。
最後はまじめに終了。
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こんな展開ファンタスティック
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