1億人以上の人口を抱えながら、平均年齢18歳という驚きの人口ピラミッドを持つエチオピア。旅人にとっては民族巡りができる国として有名なエチオピアの、独特の歴史・文化について紹介します!
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アフリカで唯一〇〇
エチオピアはアフリカで唯一、欧米の植民地支配を逃れ独立を維持した国です。(第二次世界大戦で一瞬イタリアに併合されただけ)
またエチオピアの主宗教はキリスト教ですが、カトリックでもプロテスタントでもなく、殆どがエチオピア正教会という宗派の信者です。これもアフリカ唯一であり世界唯一。
面白いですね。後ほど説明します。
キリスト教の他、イスラム教徒も一定数いますし、大昔からエチオピアには様々な文化があって、かつ80以上の少数民族いるため土着宗教が沢山あります。そのため一口にエチオピア正教、イスラム教といっても信仰方法は様々だそうです。
いまは2012年
世界のスタンダードでは今は2020年ですが、エチオピアにおいては今は2012年です。エチオピアは西洋社会同様にキリスト教国家ですが、イエスキリストの生誕年は他と異なる解釈を持っていて、暦上で7〜8年のズレがあります。
(ちなみに、話はそれますがネパールは今2076年です)
クリスマスは1月7日
僕たちにとってクリスマスは12月25日ですが、エチオピアではクリスマスは1月7日です。エチオピア正教会はカトリックやプロテスタントとは色々と解釈が違うことも少なくなく、クリスマスの日にちも異なります。
またエチオピア正教においては、クリスマスの直前約40日は断食を行います。断食といってもイスラム教とは異なり、肉・魚・卵などの動物性のものを摂らないスタイル。飲み物もダメなんで牛乳もNG。断食というよりは食事制限に近い感じ。
ホームステイをさせてくれた現地の友達も、動物性の食べ物を控えた上で1日3食食べていましたね。地域やグループによって多少やり方も違うと思います。
1年間が13ヶ月、年跨ぎは9月
エチオピアでは1年間で13ヶ月の月数が存在します。1〜12ヶ月目は各30日、13ヶ月目は5日のみです(閏年は6日)。因みに年越しは9月1日です。
(また話は逸れますが、ネパールの元旦は4月14日でした)
1日が6時から始まる
インターナショナルタイムでは夜中12時を0時としていますが、エチオピアでは僕らの朝6時が0時になります(笑)想像しずらいとは思いますが、簡単にいうと6時間のズレがあるってことです。
標準時間で朝6時起床といえばエチオピアタイムでは0時起床になり、標準時間で朝9時から学校といえばエチオピアタイムでは3時から学校となります。
現地の文化ですからもちろん尊重はしますが、ちょっとだけ旅人を悩ませる部分もあります。
ある時、22時出発の長距離バスのチケットを買ったのですが、念のためチケットオフィスのお姉さんに確認すると、「22時はエチオピアンタイムだからあなたの時計の朝4時に出発よ」と言われてました。ちょっとだけ混乱しました。
エチオピアで過ごした1月1日
標準時間における2019年12月31日〜2020年1月1日の年越し。僕はエチオピアにいましたが、彼らにとってその日はハッピーニューイヤーでも何でもなく、もちろん年越し感は皆無なただの1日でした。
まとめ
以上僕が体験したエチオピアの独特文化でした。
今のエチオピアがある辺りは、かなり大昔から人々が生活をし独自の文化が育まれ、さらに植民地化もされず、外からの影響も受けたなかった世界で二つと無い土地であるからこそ、エチオピアの独特の文化を今も残っているんだと思います。
世界には自分の知らない世界や伝統がたくさんあります。知らない世界を知ることは、自分の考え方や生き方がかわるきっかけになります。
現地の文化に最大限のリスペクトの気持ちをもちつつ色々なところで行きたいですね!
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