- 窓口の現金両替より、海外キャッシングの方が安いらしいけど、どのクレジットカードが良いの?
- セディナより優れたカードある?
こんなことを考えている方向けの記事です。
こんちには、元銀行員のパックパッカーです。
劇的にコストを抑えられるので、海外旅行の際に利用すべきサービスだと思っています。
上記の質問に答える記事内容になっているので、海外旅行、世界一周、海外移住などの準備にご活用ください。
【徹底比較】海外キャッシングにおすすめのクレカ2+1枚【海外旅行のお共】

これが僕の、おすすめ布陣です。
ポイントはたった3つだけ
- ネットで、繰り上げ返済できる
- ブランドが、VisaかMastercard
- ATM使用手数料がかからない
この3拍子が揃っていれば、格安&どこでも、現金調達ができます。
窓口での両替は、基本的に不要です。
ネットで繰り上げ返済ができないと、、
平均で1ヶ月分くらいの利息支払いが発生(年利18%×30日/365日=1.5%)
ブランドがVisa・Mastercardじゃないと、、
利用できる海外のATMが、激減。
ATM使用手数料がかかると、、
一般的な旅行程度の小額利用であれば、ATM使用手数料は割高です。
1軍として2枚、2軍として1枚のカードをチョイス

1軍筆頭は、アコムACマスターカード
- 強み:手数料率が、ほぼゼロ
- 理由①:キャッシングした直後に、ネットで繰り上げ返済できる
- 理由②:ATM利用手数料が、かからない
つまり発生するコストは、ブランド(Visa・Mastercard)の上乗せレートだけ。
ただし、ここは利用者はコントロールできません。
1軍補佐は、セディナカード
- 強み:手数料率は0.2〜0.5%くらい(ざっくり)
- 理由①:キャッシングから数日後に、ネットで繰り上げ返済できる
- 理由②:ATM利用手数料が、かからない
かかるのはブランドの上乗せレート+数日間の利息のみ。
キャッシングから3日間後に返済すると、借入利息は0.15%くらいです。
(年利18%×3日/365日=0.15%)
VisaよりもMastercardの方がレートが良い場合が多いようですが、ビジネスなどで使用しない限りは、あまり大きな差ではないと思います。
2軍として、エポスカード
- ネット返済ができるのはいいが、ATM利用手数料が毎回発生
- だけど、他の多くのカードは、そもそもネット返済できない
- なので、予備としては良い
キャッシング金額が1万円以下なら100円、1万円超なら200円のATM使用手数料がかかります。
この点は若干マイナスですが、やはりネットで繰り上げ返済できるのは強いです。
(海外旅行保険については、別のおすすめあり)
参考記事:【2020年改悪】海外旅行保険はクレジットカードで十分【3枚厳選】
個人的には、あまりおすすめできないカード

何を基準にするかによって、選ぶカードは全く異なりますが、先述のポイント3つに照らして考えた場合に、あまりおすすめできないカードをいくつかあげてみます。
【ポイント3つ】
- ネットで、繰り上げ返済できる
- ブランドが、VisaかMastercard
- ATM利用手数料がかからない
僕が個人的に推察した「選ばれている理由」と、「なぜおすすめしないか」をセットで書きました。
※繰り返しになりますが、「海外キャッシングのみ」に焦点をあわせた場合なので、ご理解を頂ければ幸いです。
JCBカード
【選ばれてる理由(多分)】
- ATM使用手数料がかからない(ことが多い)
【おすすめできない理由】
- 繰り上げ返済に日本への電話+銀行振込が必要
- ブランドがVIsa・Mastercardじゃない
繰り上げ返済に「電話料金+振込手数料」が必要なのは、コスト大。。
参考:【無料アプリ】格安で海外から電話するならこれ!【国内でもお得】
デビットカード、国際キャッシュカード(三菱UFJデビットなど)
【選ばれている理由(多分)】
- 現地通貨を、日本の口座から直接引き出せる利便性(借入の必要なし)
【おすすめできない理由】
- デビットカードは見えないところで、色々と手数料がかかる
デビットカードは、(海外キャッシングではかからない)為替手数料や外貨取扱手数料・出金手数料などがが上乗せされることが多く、割高になりやすいです。
楽天カード、ライフカード
【選ばれている理由(多分)】
- 海外旅行保険が優れている
【おすすめできない理由】
- 繰り上げ返済できない
- ATM使用手数料がかかる
- 楽天カードは海外旅行保険の条件が変更に。。
以前は利便性の高かった、楽天カードの海外旅行保険ですが、2020年10月〜条件が悪化。
また海外キャッシングについては、特にメリットがないという感じです。
参考記事:【2020年改悪有】楽天カードは海外旅行用のクレジットカードになるか
※これらのクレカを普段から利用している、ポイント還元が高いなど、別の理由で選ばれるケースは往々にしてあると考えています。今回は、海外キャッシングだけに焦点を絞ってお話ししました。
海外キャッシングを使うときの注意点は?

ネットでの繰り上げ返済を忘れたら、高くなる
繰り上げ返済をすることで、はじめて海外キャッシングのメリットを、マックスに享受することができます。
◯(例)5万円分を下ろして、3日後に返済
→5万円×年利18%×3日/365日=手数料8円
◯(例)30日後に自動引き落とし
→5万円×年利18%×30日/365日=手数料740円
カードを裸では持たない方がいい
犯罪の技術もすごい勢いで技術が進歩していて、今はカードに直接触れなくてもスキミングされて(カード情報を盗まれて)しまう時代。やれる対策は、やったほうがベターです。
- スキミング防止用のケースに入れて持ち歩く
- 使うときは、サムライが剣を抜くように素早くATMに差し込む
などの、対策がいいと思います。
それでも僕は、スキミングされてしまった。。
宿に置いてあったバックパック越しに、情報が抜き取られました。
不正利用された分は、基本的にカード会社が補填してくれるので、実損はありませんでしたが、その後の対応がちょっと面倒でした。
お気をつけください。
【全額補償・無料電話】海外でクレジットカード不正利用されたら?
「ATM利用手数料がかかります」的なメッセージがたまにでる
たまにATMの画面上にそんなメッセージがでますが、デフォルトででるやつがほとんど(?)なので、基本的には気にしないで大丈夫だと思います。
タイなどの東南アジアでよく目にしますが、今まで実際に徴収されたことは一度もありません。
それでも使ったことがないから不安という方は、、
とりあえず、日本で使ってみる
今回紹介しているカードたちは入会費・年会費すべて無料。
キャッシングの仕組みを理解するにはちょうどいいので、一度使ってみることをおすすめします。
これまで40カ国で、使えています
海外キャッシングを知ってから、渡航した国はだいたい40カ国。その中で、海外キャッシングができなかったのは、スーダンだけです。
構造的に利用ができないスーダンを除けば、全ての国で使えています。
とゆうわけで、ボクのおすすめのカードはこれ
盗難やその他のトラブルへの備えとして、複数のクレカ&最低限の現金を準備するのが、おすすめです。
今回の記事が、何かの参考になったとしたら、幸いです。
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