絶景天国で料理もおいしい中央アジアの国キルギス。観光先としての知名度は低いですが、実は雄大な自然が広がる素晴らしい国です!
最近はキルギス産の「白いはちみつ」が少しずつ認知されてきていることもあり、国名を聞いたことあるという方は多いかもしれません。
今回は、世界50カ国を旅した僕がこれまでで最もきれいな景色がみれた場所であるキルギスのナリン州タシュラバットについて紹介します。
キルギス観光一押しのタシュラバットはこんなところ
キルギス中部ナリン州にあるタシュラバットは、シルクロード時代にキャラバンが隊商宿として使っていた標高3,000mの山中にただずむ建物。現在でも石造りのまま残っていて、シルクロード好きにはたまらない観光先です(世界遺産ではない)。
といっても観光施設などはほぼなく、主要都市からのデイトリップ観光客が多いようですが、僕がめちゃくちゃおすすめしたいのは、このタシュラバットの近くにあるユルトでホームステイをすることです。

左側にはシルクロードの趣を残す。

左側に建っているのがタシュラバット、右側の集落がユルト。大自然での生活を体験できます。
ユルトとはかつてこの辺りの遊牧民族が住んでいた移動式住居のことで、モンゴルのゲルと同じようなもの。観光開発などが全く進んでいない山の中での生活は、ジブリの世界に入り込んだような感覚で、自然のパワーをめちゃくちゃ感じること請負いです。
電波なんてもちろん入りませんし、水道もなかったので水は近くを流れるせせらぎを汲んで喉の渇きを潤したり、朝は放牧されている羊や馬の鳴き声で目が覚めたり、手付かずの自然と一緒に生活ができるのがめちゃくちゃ良い。観光という表現はあまり正しくないかもしれませんね。
1日余裕があれば、そこから標高4000m程度までトレッキングをすることも可能。他の観光地のような道の舗装は一切ないので、大自然をもろに満喫することができて本当に気持ちいいです。
キルギスってどんな国?治安は良い?
キルギス共和国は中国・カザフスタンなどにかこまれている中央アジアの国。日本ではキルギスと呼ばれていますが、世界では過去の国名だったキルギスタンという名が今だに浸透しています。
イスラム教徒が人口の7割以上を占めますが、お酒好きな人や週に1回しかお祈りをしない人、ヒジャブを着ない女性などが結構いて、イメージより戒律は緩い印象。
みためが日本人にとっても似ているキルギス人。シャイで優しい性格の人が多く、治安は特に問題はないように感じました。南西のウズベキスタンとの国境付近などでは注意が必要な地域がありますが、基本的に治安は良いのかなと思います。
州都ナリンからタシュラバットに向かうのがおすすめ
タシュラバットがあるナリン州は、キルギス中部〜南部に位置するキルギス国内で一番面積が大きい州。(現地の発音ではナルイン、ナルィンの方が近い)
キルギスの人はキルギス系の他にもウズベク系やロシア系、タジク系など様々な人種が入り混じっていますが、ことナリン州については人口の99%がキルギス人。
昔からの文化・伝統が色濃く残っていて「キルギスの中のキルギス」などといわれているようです。確かにキルギスの伝統衣装っぽい服をきている人も多かったかもしれません。


州都ナリンでも人口は4万人(2019年)しかおらず、街全体はとってものどかな雰囲気です。街という街ではナリンがタシュラバットに一番近い場所なので、ナリンをベースにタシュラバットに向かうことをおすすめします。
【自然好き必見】キルギス観光でナリンをおすすめしない理由がない
自然がきれいで治安も良いキルギスを是非次の観光先の候補に!
まだまだ観光先として認知されていないキルギスですが、その自然の雄大・壮大さはまさに風光明媚そのものです。治安も良い、物価も良い、人も良いということで本当に素敵な国だなと思います。
またキルギス人の間で「キルギス人と日本人は同じルーツ」という伝説もあることからも、日本人にとってキルギスは親しみが持てる国です。
是非次回の観光地候補として検討してみてはいかがでしょうか!
キルギス名物、羊の大群 pic.twitter.com/rt4zYeaSpI
— ゆーさな@真剣に遊ぼう (@yusana7) 2020年5月20日
ブログランキング参加中。(毎日クリック応援お願いします!)
⬇️⬇️⬇️
また、記事が面白い・役立ったと思った方は是非「はてなブックマーク」をお願いします!!
⬇️⬇️⬇️のボタンから!!