- 海外移住、世界一周はどの時期でいけばいい?
- 長期で海外に行くときの税金や年金のルールをしりたい
そんなことを考えている方向けの記事です。
海外移住、世界一周など長期で日本を離れる場合、出発の時期によって支払う税金や年金の手続きは大きく異なります。今日はそのお話です。
僕は6年弱務めた銀行を退職後、2018年12月31日から1年間ちょっと海外放浪にでた人間です。色々考えた結果1年間の中で、12月31日出発がベストでした。
【年金・税金】海外移住、世界一周は12月31日出発がおすすめ【ひとり旅tip】
12月31日付で住民票を抜いて(=海外転出届を出して)海外に出発すると以下のようなメリットがあります。
- 住民税の支払い義務がなくなる (所得の約10%)
- 年金支払い義務がなくなる&余計な手続き不要 (所得の約9%)
- 健康保険支払い義務がなくなる&余計な手続きが不要 (所得の約5%)
- (冬のボーナスもらえる?)
会社勤めをしている方を想定しています。
地域ごと、けんぽの有無によって住民税や社会保証費は支払額はまちまちですし、所得控除や税額控除などにふれると人によって全く異なるで、金額水準はざっくり計算と考えていただければOKです。
また正確には「所得→課税所得 or 標準月額報酬」ですが、これも簡略化しています。これから下に書くことは、全て会社勤めの方が対象のお話です。
住民税
住民税の仕組み
12月31日出発の一番大きなメリットは、住民税の支払い義務がなくなること。給与天引きなのであまり気にしたことがない方もいるかもしれませんが、住民税として所得の10%ほどを毎年納めています。
1〜12月の給与を基準にして、次の年の6月から1年間かけて支払う税金が住民税です。
概算で説明すると、例えば2018年1〜12月の課税所得が500万円で宮城県在住だった場合
↓
住民税は概算で500万×約10%≒50万円。これを2019年6月〜2020年5月の間に分割して宮城県の地方自治体に納めます。